カラコンはブリスターパックというプラスチックの平たい容器か、バイアル瓶と呼ばれる手の平サイズの小さな瓶に入って売られています。ブリスターパックは使用期間が短い使い捨てタイプによく利用されていますが、長期タイプのものの多くはカラコン瓶、バイアル瓶と呼ばれるこのタイプです。
瓶タイプは見た目が可愛くオシャレさがあるものの、アルミ蓋を剥がすだけのブリスターパックとは違い、どうやって取り出すか扱いに困ってしまうということもあるでしょう。ただ、一度開け方を覚えてしまえば簡単です。怪我をしないように注意をしながら丁寧に扱ってください。
アルミ蓋を取る
まずはカラコンを衛生的に取り扱うためにしっかり手を洗います。その後瓶を手に取り、蓋を開けて銀色のアルミ部分に書かれている矢印の方向に沿ってゆっくりと捲ってください。下から上に持ち上げた後、左右に捻るようにぐるりと回していくとアルミがすっぽりと抜けます。
アルミ蓋が綺麗に取れなかった場合
アルミ部分を摘んで矢印の方向に沿って剥がしていくと綺麗に取れ外せますが、途中でアルミが切れてしまうこともあります。その場合には、ハサミなどを使ってアルミに縦に切れ込みを入れてたり、ペンチを使って外してください。刃物を用いる際には怪我をしないように充分に気をつけましょう。
中蓋を開けて中身を出す
アルミ蓋さえ取れれば、あとは中蓋が簡単に取り外せます。保存液と一緒にレンズを取り出せる状態になりますので、瓶を傾けて手の平に流しましょう。
保存液と一緒にレンズが出てこず中に取り残されてしまった場合、レンズを摘んだり麺棒で無理矢理引きずり出さないようにして、保存液を足してもう一度同じ手順で流し出すようにしてください。レンズが傷ついてしまう可能性のある取り出し方はあまりおすすめできません。
瓶から取り出したカラコンはその後、レンズケースを使って保管をします。バイアル瓶はレンズの保管には再利用できませんが、小物や芳香剤を入れたりオシャレに飾るなど、アイディア次第でいろいろと活用することが可能です。